たつのこ半畳記

坐禅会情報・四季折々の様子を伝えるときどき日記。住職の個人ブログです。

★桶だなの竹垣を立て替えました

お墓参りに使う桶を置いておく棚には、目隠し用の竹垣がありましたが、前回の立て替えから15年以上がたって、本物の竹であったことから傷みがかなり進んでいました。結制を前に、竹垣を新しく立て替えることになりました。

 

写真は「椎茸典座」の銅像の裏手です。この写真の左下に(わかりにくいですが)従来からの竹垣が写っています。前回・前々回の奉仕会で、植え込みをきれいにしていただいておきました。

 

 

5月の山門大施食会の後、竹垣を取り除いて立て替えの準備をしました。

 

 

そして、きれいさっぱりに。

 

 

設置は2日がかりになりました。

一番手前の桶だなは、裏面の竹垣の立て替えと、新規にヒサシをつけました。

これまではヒサシがなく、上段の桶は傷みが早かったです。

 

 

一番目の桶だなを逆サイドから。2番目の桶だなとの間も竹垣を立て替えました。2番目の桶だなの裏は本堂の階段下にあるため屋根は不要ですが、今回新たに竹垣のみ立てました。

 

 

竹垣を植え込み側から見るとこんな感じです。

 

 

3番目4番目の桶だなです。3番目の桶だなは階段下で雨露はしのげますが、なぜか屋根付きです。今回は特に手を入れませんでした。そして4番目の桶だなは植え込みに接していて、上から樹液が落ちてくる場所なのにヒサシがなかったため、桶の傷み・汚れが進んでしまうところでした。今回、簡易的なヒサシをつけました。

 

今のところ、桶だなのスペースに対して、桶の数が多くなってしまっているため、お参りの方に確認を取った上で、使わなくなった桶と、破損しているなど今後の使用に耐えないものを整理していく予定です。

★木魚ポクポク、気持ちピチピチ!

大龍寺で一番古くから使っている木魚です。ご奉納の刻字をみると昭和41年10月16日、住職が生まれる6年前から日々のお勤めで使っている一番の木魚ですので、表面の傷みがあるのは、60年間の変化としては仕方がありません。
ただ、装飾(キバ)の欠落が欠落していることと、そして…なぜか、黒サインペンの落書きが、落書きが!申し訳ありません…<( _ _ )>

 

 

                   (プライバシー修正済)

 

 

 

正面中央に刻まれている「玉齋」の文字は、この木魚が愛知県にある市川木魚製作所の手によるものである印、国内製造されている木魚の孤高の銘柄です。10月の結制を控えて、これを機会に補修をさせていただきました。一番確実な方法をとることになり、製造元にお願いをしました。

www.mokugyo.jp

 

 

 

約3か月かかって、木魚が戻ってきました。

仏具店さんのはなしによると

・表面をすべてヤスリがけをして一皮むく

・刻み部分の彫りが浅くなるので元々の刻み部分をなぞるように刻み直す

・音の修正

・つや出し色つけの塗装

・ため書き(奉納日・供養の宛先など)の色つけ

などをしてくださったとのことです。

 

 

 

 

その音は、いままでの音を保っていますが、その響き方は格段に良くなりました。

音色は、大龍寺でのご法事に来られた時のお楽しみに o(^-^)oワクワク

 

 

追記)昭和41年(60年前)の奉納で、しかもその日付は「10月16日」とあります。今回の結制にかかわる諸行事を10月16日・17日に勤めることに、何かの巡り合わせを感じます。当日は、この木魚を使わせていただきます。

★6月の定例坐禅会&定例写経会

6月は、定例坐禅会と定例写経会の開催月ですが、

都合により定例写経会の開催を1週早くし、

坐禅会と同日の6月6日(土)に開催します。

 

15:00〜 定例写経会

参加申込はこちらへ

forms.gle  

 

 

17:00〜 定例坐禅会

参加申込はこちらへ

forms.gle  

 

 

どちらも事前の参加申込が必要です。

★母の日の山門大施食会を開催しました。

恒例の山門大施食会を5月10日(日・母の日)に修行しました。

 

多くの方からご供養のお心をお寄せいただきました。当日は各家のお申し込み内容・お気持ちに沿って、また、新亡さまご遺族については当初のご案内を元に、ご供養お勤めさせていただきました。ありがとうございます。

 

 

法要前のご法話は田中寺副住職 秦  慧 洲 宗師です。

 

用意していただきました資料もバッチリです。

 

住職からは今年10月に挙行する結制安居についてご案内をしました。

 

法要は組寺の住職・副住職さんにご加担いただいてお勤めします。

 

ご本尊さまへのご供養の後、180度向きを変えてお勤めするのが施食会の特徴です。鏧・鼓・鈸を打ち鳴らして、施食の法要が始まります。

 

有縁無縁、あらゆる御霊に対してのご供養を筆頭に、檀信徒皆さまのご先祖さま、新亡様へもご回向をします。

 

あらゆる生命に対して、餓鬼に対してすら慈愛の心を向ける法要が施食会です。この功徳を積むことがご先祖さまへの尊い供養となります。

 

当日ご参列の皆さまからもお焼香をしていただきました。

 

ひとり一人から寄せていただきましたご供養を読み上げます。

 

感染症が終息して五回目となりました。今年は 秦 慧洲師のご法話と、近隣ご寺院さまにもご加担いただく法要を勤め、法要後の懇親会は希望者のみでしたが、楽しくひとときを過ごしました。

 

 

来年も「母の日は大龍寺」のもと、令和9年5月9日に山門大施食会をお勤めさせていただきます。ご先祖さまのご供養はもちろんのこと、天災・戦災・厄災などの犠牲者を含むあらゆる御霊に供養の心を向ける大切な法要です。多くの皆さまと共に修行できることを何より願っています。是非とも皆さまの年間予定として、今からご予定いただければ幸いです。

★久しぶりの本山拝登。

昨年5月の首座法戦式以来、約11ヶ月ぶりに本山拝登の機会がありました。今回は新幹線で。表玄関のJR福井駅はどことなく唐破風っぽい出入り口が、永平寺へと気持ちを高めてくれます。

 

4月下旬、寒さや暑さが身にしみている本山ですが、この時期はとても心地よい、新緑が映える参道です。

 

親しい方が永平寺で厳修される法要の導師をお勤めになることから今回の拝登になりました。

 

今回の目的は、その法要に参加すること(随喜)が主な目的であったので、本山に滞在したのはおおむね3時間と限られていました。それでも、修行僧として3年目に突入したお弟子くんや、普段からお世話になっている方々に挨拶をさせていただきました。お弟子くん、皆さまのお世話になりながら頑張っているようです。

★施食会の準備万端! 檀信徒・有志清掃奉仕会

今回もありがとうございます。4月25日に檀信徒・有志の方々による清掃奉仕会を開催しました。

 

公式のスタート時間は午後1時からでしたが、「永代供養塔の鉢植えをきれいにしよう。午後からでは作業が終わらないから、朝9時集合!」と大龍寺園芸部(仮称)の皆さんが午前中からお寺に来られて、鉢植えのお世話をしてくれました。作業に慣れた人ばかりではなく、初めて土いじりをする方もいて、教えたり教わったりしながら。参加者の皆さんは、お住まいも年代もバラバラで日常生活では交わりそうもない方たち。みんながお寺に集まって、ひとつのことを一緒に行ってくれました。

 

 

 

お昼をはさんで、午後から奉仕会がスタート。本堂に集まってまずは『般若心経』の読誦。そして総代さんの挨拶、作業区分けの打ち合わせ。皆さん事故なくけがなく宜しくお願いします。

 

 

 

大龍寺では、お線香立てや香炉の灰もご奉仕のひとつです。
灰をかき混ぜて、お線香やお香の燃え残りを取り除いて、最後はお線香がきれいに立つようにほどよい堅さにして、表面をまっさらにします。「職人技」の域に達するには、何回もこの役にあたっていただいて、自分の手先の感覚でやり続けること。心を鎮めて、勤めて下さっています。

 

 

施食会・お盆に向けて、五色幡・五如来幡を飾り付けて下っています。これはハシゴ必須なので、急がず、安全第一です。

 

 

豊川稲荷分霊社の幟(のぼり)は、5月の施食会を節目に新しいものに掛け替えます。

奉仕会ではその準備として、昨年からの幡を取り外しておきます。

 

 

業者さんによる山号額の取り付けと並行して、本堂前の植栽を整えています。正面に立ったとききちんとご本尊さまがお参りできて、法輪や山号額が仰ぎ見ることができるようになりました。

 


境内の植え込みにあるのはクリスマスローズ。大きく育って茂ってきたので、一部を植え替えました。

 

 

境内の一角に道元禅師と宋(中国)の老典座との出会いを再現した銅像があって、その周囲の植栽を整えました。ツタが伸び放題だった場所をクリアにして、福寿草・クリスマスローズを植えました。

 

 


遅刻や早退はそれぞれの予定に合わせて、ご奉仕の内容も各自で決めていただいて、それぞれに快い関わり方で、清掃奉仕会を勤めて下さいました。皆さまありがとうございます!終了時に本堂に集まられた方だけでしたが、山田孝道老師の御前で集合写真☆

おわって、書院にて軽く慰労会を開催しました。ありがとうございます!m(_ _)m

 

 

今回はお墓掃除のお写真が抜けていましたが、皆さまのお力で、墓地の各所もきれいになりました。ありがとうございます。

 

 

tatsunoko.hatenablog.jp

 

 

★山号額(さんごうがく)の修復・設置

本堂正面ヒサシの下に掲げられているのは、船の舵カジのようにも見える「法輪」と大龍寺の山号である起雲山の揮毫を刻字した「山号額」です。どちらも、この本堂が建立された昭和55年から取り付けられてきました。

軒下にあっても遠目で見ても痛みが進んでおり、わずか46年とはいえ風雪を感じます。今後も長く掲げておくために、修復と保存の措置をとっていこうということになりました。

 

 

 

 

補修計画が具体的に動き始めたのは昨年末でした。

今年10月に始まる大龍寺冬安居を控えて、補修が必要な佛像・佛具・什物の点検を行ったところ、お塔婆立て、木魚、鏧子、鏧子台、法輪、佛像数体などが上がりました。見積もりをとってみたところ、思っていた以上に費用がかさみ、すべてに手をつけることができません。今回は

 ・山号額の補修

 ・木魚の補修

 ・釈迦如来立像(お位牌堂本尊)の補修

に限って行うことになりました。

 

3月はじめに山号額が撤去されて工場に持って行かれました。

 

tatsunoko.hatenablog.jp

 

 

作業中の途中経過。木地がきれいになっています。

 

 

4月25日、清掃奉仕会の日の午前中に戻ってきました。

 

かなりの重量がありますので、足場がしっかり組まれました。上に2人、下から5,6人で持ち上げました。

 

 

縦書きの形式を踏襲していますので右から読みます。

 

  起

  雲

  山

勅賜慈眼福海禅師

 永平慧玉 印印

 

とありますように、大本山永平寺76世貫首の 秦 慧玉禅師(1896–1985)の揮毫です。